2011/04/08

被災地で建築士が出来ること その1



被災地に「風呂」を造る。
香川県の建築家・齋藤正氏が発起人となっている、ボランティア活動に参加しました。

「被災地から離れた所で木部材を加工し、現地で組立てる。
「東屋」のようで、組立が簡単な設計になっている風呂。」

直接話を聞いてみると、関東近辺では建材が品薄で加工工場を見つける事ができず、香川で加工して現地に搬入するとのこと。
実は、彼とは全く面識がありませんでした。いきなり私から、連絡をいれたトコロからが自分のスタート。
当初は、関東でのバックアップ・環境造り部隊としてでしたが、実際人手も足りないので来て欲しいとの要請で、現地での組立に参加することになりました。

工程は、部材を搬入し、組立てて我々は即退散。
齋藤氏の姿勢は、他の手伝いなど「目的以外」のことで残るのは、場合によっては現地の迷惑になる可能性もある、との事で、現地には朝入り、夕方には撤収。
搬入するのは2棟。1棟は自分たちで組立てて、1棟は現地の人が組立てられるようにするという計画。

4/6の夜(香川組は5日)に出発し合流。
トラックには部材が満載。これで2軒分、かなりのボリューム。
これだけの準備をした齋藤氏の実行力には、まさに「脱帽」だった。

行く先は南三陸町の避難所。
海沿いの自動車道は未だ通行止めだったので、東北道から少し回り込むようなルートをとりました。
ICを降りてかなりの間、古い建物の壁の損傷・損壊はあるものの、報道にあるような「壊滅的な被害」は見られませんでした。
勿論、我々の見えない部分で相当のダメージはあると思いますが、この時点では復興はそう遠くないように思えました。


その2へつづく→



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