2011/06/09

欲求と豊かさ・・・生活・建築に求めるもの その1

少し前の、夕焼けが印象的な日曜日。我が家の屋上で家族で夕飯を食べた。
バーベキューとかでなく、普通の食事をするのに屋上にテーブルをだす。特別過ぎないのが、手軽でとても気に入っている。

食欲や睡眠欲は、人間の原始的で基本的な欲求として「教わって」きた。
しかし、それらの「欲求」をどれだけ普段意識して過ごしているか?となると、結構曖昧な感じがする。豊かさや幸福感の充足度は、「欲求の意識の度合い」に表れるように思う。

「考えない側」でシュミレートすると「食べなければ死んでしまう」「眠らなければ死んでしまう」から食べる・眠る。
「食べないと生きていけないから食べる」のであれば、ただお腹がいっぱいになればいいということになる。
いわゆる「種の保存」が前提の、「死なないため」という受動的な動機で、そうなると人間も野生の動物も同じになってしまう。

では、「豊かな食生活」とは、なんだろう。
「贅沢な料理をたくさん食べている人」であれば、単純にお金持ちだろうか。
では、「おいしい食事をしている人」となると、、、、、
人それぞれ・その時その時、さまざまな瞬間があるだろう。
どんなカタチであれ「豊かな食生活を手に入れる出発点」は同じ、、、、

それは「生きる」ことにたいして、「能動的な動機」ではないだろうか。

「潤い」や「癒し」など、人間だけがもつ心地よい豊かな「感性」が「基本的欲求」に幾重にも積み重なって、人間らしい豊かな生活に導いてくれている。



つづく



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