2011/09/01

【アイズの思想.141】味覚と価値観・・・4 建築の「オリジナル」

木漏れ日をイメージしたガラスモザイク
モノを創るシゴトをしていると「オリジナルやまねとはナンゾヤ?」という議論のテーマが出てくる事があります。
特に学生の頃はもんもんと考え込んだりもしました。

しかし、働き出して暫くして、自分にとって考え方の方向性が見える出来事がありました。
阪神淡路大震災です。
正確には「震災による、構造強度の一部見直し」。柱と梁の「接合部」等がより強化されました。
多少、設計に制約が出たものの「これで、今後おこるであろう被害がまた少なくなる」。そう思えたことを強く覚えています。

「建築」は「クリエイティブ」な部分と、「テクニカル」な側面が両立して成り立ちます。
物理的に大きな「空間」は、他の美術糸と比べ、「テクニカル」な要素がとても大きいです。それが、人命に関わるとなれば尚更。

構造改正により被害が減少できるということは、この「テクニカル」な部分は「これまでの多くの先人達の犠牲」により強化されてきたと言えます。

今、自分が行使している「建築技術」は先人達の積み重ねを「使わせてもらっている」。そんな感覚を持つようになりました。

そうなると、建築・空間の「オリジナリティー」というのは「本来ありえるのか?」という疑問を持つようになりました。
仮に100%オリジナルの建築があったとすると、何の裏づけも無いとても「危険な代物」ではないか?という理屈です。

それ以降、自分が優先すべきは「安易なオリジナルの追求」よりも、「そこに居る人の思い、そこの場所の背景」を鑑みて「その場の心地よさ」を大切にすることだと思うようになりました。
「その場の心地よさ」は、一人・一人、その場その場、その時その時を考えると、それを表現するカタチも多様になります。結果、それに携わった人・場のが共有できる存在。
「カタチのオリジナル」ではなく、「カタチを通した唯一無二の心持ち」というか・・・・

ものづくりの工程は、価値観形成と似ています。というか、やっぱり根本は同じ。。。。



我家のゴーヤ・グリーン・カーテンは、震災・省エネ・食を何某かのカタチで家族で共有したくて始めました。家族の反応はもちろん、自分自身が「良い意味」で楽しめました。



そして、秋には、もう一つ我家の「初の試み」の成果が出てきます・・・・・これもまた楽しみで(^_^)


おわり



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