2010/07/03

照明計画を疎かにするべからず 5 店舗編



照明計画は「店舗のデザイン」で随分経験値を積んだ。

店舗のデザインは客層をつくる。
来て頂きたいお客様に向かって、空間デザインでメッセージを送る。心地よい印象で、お店に居て頂く。

私が手掛ける、アミューズメント系の施設、パチンコ店は他の商業に比べて、実はとてもシビア。
今や、アミューズメント業界は「優良企業」の集まりだ。ただ煽ることはせず、「適度な社交性」を実行する店舗がほとんど。
本来、「ギャンブル」は適度に楽しめれば、とても楽しい「大人のアソビ」。
ただ、のめり込み過ぎてしまう一部のイメージが、まだ余分にある。だから「店舗デザインのイメージ」が重要になってくる。

「良いお店は、よいお客さんを呼び、もっと多くの人の居心地がよくなる」。現在のよいパチンコ店に共通する考え方だ。企業も、お客さんに喜んでほしいから、接客教育にも力を入れている。
では、我々デザイナーがすべきことは・・・デザインが必要以上に派手であれば、ちょっと客層はあらっぽくなる。賑わいを健全にカタチづくると、まさに健全なお客様が集まってくれる。

「大人なお客様を、おもてなしする」そんなお店で、照明は時にドラマチックに、時に健康的に空間を演出。
特に、「照度」「光の色」「光のシルエット」の3要素が、店舗のイメージをつくる。
適材適所に、照明器具を配置し、3要素のバランスを図っている。

さらにもう一要素。メンテナンス。一つの施設で様々な種類の「電球」を使うが、あまり種類が多すぎると今度はメンテナンスの管理が雑多になる。
電気の球が切れたお店は、まさに「割れた窓理論」と同じ。
いっくら良いデザインしても、良い接客をしてくれても、切れた電球1個でイメージが決まってしまうこともある。

そこまでトータルで捉えることが出来なければ、「照明計画」は成り立たない。

これは店舗だけではない、住宅やオフィスだって同じ。
電球が切れたままのオフィスで、モチベーションが保てるだろうか。
必要以上に人工光が明るいリビングですごす団欒には、「落ち着き・リラックス」がどれだけあるだろう。

多くの人にとって、日常生活の殆どの時間は「人工光の下」にいる。
だから、「照明計画」が大切。設計者が注力すべきポイントなのだ。





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